中学受験は、子どもだけでなく親にとっても大きな挑戦。
わが家は親2人とも中学受験を経験していないので、ネットやSNS、中受経験者やZ会からの情報収集で進めていますが、正直何が正解なのかわからないまま進めているところもあります。
「わが子のためにできることは全部してあげたい」と思う一方で、親の行動や関わり方が原因で、かえって子どもの力を伸ばせなくなるケースも少なくないのだとか。
受験を経験した多くのご家庭が「もっと早く気づいていれば…」と後悔している失敗は、実は共通点があるようです。
今回は、親がやりがちな失敗7つと、その回避方法を調べてみました。
わが家と同じ中学受験を伴走するご家庭にとって、日々の関わり方を見直すヒントになれば幸いです。
中学受験|親がやりがちな失敗7選

失敗①:子どもに口出ししすぎる
親として「ここはこう解いたらいいのに」「もっと集中しなさい」と言いたくなる気持ちは自然です。
しかし過度な口出しは、子どもの自主性を奪い、やる気を下げてしまう原因に。
(親の言い分)
自主性なんて期待できないんですよ、、ほっといたらYouTube見ちゃうんです。好きなスポーツの結果を見ちゃうんです。兄弟喧嘩をはじめます。
算数は時間勝負のところもあるので、時間のかかる解き方をしていると、ついつい「こうすればいいじゃん」と言ってしまいます。
回避ポイント
- 勉強法や解き方は「提案」にとどめる
- 自分から気づけるようにヒントを与える
親の鏡ですね!客観的に見ることが大切なのかも。
失敗②:模試の点数だけに一喜一憂する
模試はあくまで現状の確認材料。
結果に一喜一憂してしまうと、子どもは「できなかった自分」に自信をなくしやすくなります。
(親の言い分)
そうなんですけど、実際に点数を取れなきゃ合格はできないんです。自信をなくすよりも「次こそは」という気持ちになってほしいなと思うのですが、、、
回避ポイント
- 偏差値や順位より「どの単元でつまずいたか」を確認
- 点数アップより「復習の質」を大切にする
確かに今はまだ、「理解できているか」が大切ですよね。点数よりも「中身」をしっかり見たいと思います。とはいえ点数がアップしたら褒めてあげよう!
失敗③:勉強計画を詰め込みすぎる
「塾+家庭学習+習い事」と、スケジュールをパンパンにすると、子どもは疲弊してしまいます。
睡眠不足やストレスは、学習効率の低下にも直結します。
(親の言い分)
中学受験ってこんなに時間が足りないものだと思っていませんでした。習い事続けたいならそれ以外の時間で受験勉強をしなければいけない。時間はないけれど、今後を考えるとなるべく前倒しで進めたい気持ちと、しっかり睡眠や休養もとってほしいという気持ちで、いつも葛藤しています。
回避ポイント
- 勉強時間よりも「集中度」を重視する
- 余白時間をつくり、リフレッシュを大切に
自宅学習だとまわりの雑音が気になって集中できないこともあると思うので、せめて集中できる環境を作ろうと思います。リフレッシュは時間など決まり事を作ったうえですればメリハリがつくかな。
失敗④:家庭内の雰囲気を悪くしてしまう
親の焦りや不安が言葉や態度に出ると、子どもに伝わります。
「また間違えたの?」といった小さな言葉が、自己肯定感を下げることも。
(親の言い分)
はい、言ってます、、他にも「やる気ないなら受験やめていいよ」など、毎日怒っている気がします。本人はやると言っているのだから、やる気をアップさせるのが親の役目だとわかっているのに、、
回避ポイント
- 子どもを責めず「どうすれば解けるか」を一緒に考える
- 家族が安心できる雰囲気をつくる
親の役目は監視じゃなくて、伴走ですよね。「一緒に」という雰囲気を作れるよう、努力します。
失敗⑤:情報に振り回される
SNSや口コミで「この教材が良い」「この塾が最強」と聞くと、つい飛びつきたくなります。
しかし、子どもに合うかどうかは別問題。教材ジプシーになり、学習が中途半端になりかねません。
(親の言い分)
情報収集をし過ぎると、ほんとそうなります。。そして教材を購入したけど結局やらないということも。
回避ポイント
- 「うちの子に必要か?」を基準に判断する
- 1つの教材やサービスを腰を据えて使う
うちの子目線で探すことが大切ですね、さらにいつ使うのかということも含めて、検討しなければ。あとは色々手を出さずに、やりきって何周もする方がきっと身に付くのだろうと思います。
失敗⑥:子どもの努力を認めない
結果だけを見て「もっと頑張れ」と言うと、子どもは「やっても意味がない」と感じてしまいます。
(親の言い分)
頑張っているのは認めているのですが、中途半端に頑張っても、結果がともなわいないし、テキストやテストをこなすだけなら時間の無駄になってしまうと思うのです。ただ「意味がない」「無駄」と言うのはさすがにやる気なくすかな。。反省。
回避ポイント
- 点数に関係なく「取り組み方」を褒める
- 「昨日より理解できたね」と小さな成長を言葉にする
否定する前に、一度深呼吸をして、、努力を認めていることを言葉に出そうと思います。
失敗⑦:親が一人で抱え込む
受験は長期戦。
親が孤独に悩み続けると、イライラや不安が子どもに伝染してしまいます。
(親の言い分)
塾に行っていないのと、まわりにもあからさまに「受験します」とは言ってないため、受験ママ友がいないというのは事実です。Xなどで中学受験家庭のポストを見たりしていますが、仲間がいる安心感と置いていかれている不安感が入り交じります。ただ、勉強の面や学校選びに関しては主人も積極的にしてくれているので、そこは共有できているのかなと感じています。
回避ポイント
- 夫婦や家族で役割分担する
- 信頼できる教材や家庭教師に部分的に頼る
解き方や受験対策について、確かに親だけでは解決できない部分もあります。塾に行かないのなら、短期でも家庭教師をお願いするのもありかなと思います。
失敗しないために親ができること
管理より「伴走」
中学受験では「管理型のサポート」になりがちですが、子どもは親に監視されるよりも「応援されている」と感じたほうが伸びるのだそう。
やるべきことを押し付けるのではなく、一緒に計画を立て、一緒に見守る伴走者になることが大切なのです。
点数より「プロセス評価」
模試やテストの点数は気になるものですが、そこだけに注目すると子どもは嫌になってしまいます。
「間違えた問題にどう取り組んだか」「昨日より理解が深まったか」など、会話を通してプロセスを評価する視点を持つと良いようです。
親に認めてもらえることで、子どものやる気がアップします。
教材は「厳選して繰り返す」
口コミやSNSで「この教材がいい」と目移りしてしまうのは親としてしょうがないこと。
しかし、多くの教材に手を出すと中途半端になり、成果につながりません。調べて決めたらやってみる。「今のうちの子に合う教材」を見極めて繰り返し活用することが、学力アップの最短ルートです。
親のストレスケアも忘れない
受験期は親自身もストレスを抱えやすい時期です。
焦りや不安がそのまま子どもに伝わってしまうと、家庭の空気が重くなり、学習環境に悪影響を与えますよね。
ときにはリフレッシュしたり、同じ立場の親同士で情報を共有したりと、親が健やかであることが子どもの安心感にもつながります。
まとめ
「子どもの努力を支える」という姿勢は変わらなくても、
- 管理より伴走
- 点数よりプロセス
- 教材は厳選して繰り返す
- 親自身のストレスケア
この4つを意識することで、親子にとってより健全で実りある受験生活を送ることができるのではないでしょうか。
どうせやるなら明るく前向きな気持ちで取り組みたいものです。
勉強について、塾や通信教育で頑張っているけどなかなか偏差値があがらない、という子には、気分を変えて家庭教師にお願いしてみるのもひとつの手かもしれません。
家庭教師サービスにもいろいろな特徴があるので、まずは気になるところを資料請求してみるのがおすすめです。
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