中学受験では「合否を分ける」とも言われている算数。算数の基本は計算ですよね。

計算力を確実につけてほしいお子さんのために、SNSで話題になっている「ピコトレ」が気になっている親御さんは多いのではないでしょうか。

わが家はInstagramで中学受験に関する情報を探しているときに見つけて、毎日少しでもいいから計算してほしいという思いから、購入に至りました。

ここでは実際に使ってみた感想も含めて「ピコトレ」についてお伝えします。

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「ピコトレ」の特徴

アナログに近いデジタル

計算は少しずつでも毎日取り組みたいですよね。

紙の計算ドリルはいかにも勉強という感じだし、丸つけもしなくてはいけない、、間違えを直さずに終わってしまうことも。

スマホやタブレットでも計算アプリを入れればできますが、他のアプリも入っているので誘惑が多く脱線しやすいのが悩み。

ピコトレは限りなくアナログに近いデジタルなので、計算だけに集中することができます。

丸つけ不要、間違えた問題は解き直しできる

回答後すぐに正解か間違えか、採点ライトでわかります。

問題数は各レベル20問、一通り終わったら間違えた問題のみもう一度解き直しできる、リトライ機能がついています。

間違えやすいところが自分でわかるのもポイントです。

レベルに分けた四則演算、ミニゲームも秀逸

ピコトレはレベルに分けた四則演算と、ミニゲームができます。

四則演算は繰り上がりや繰り下がりを計算する問題が何問かあるので、集中してやらないと間違えやすいです。筆算ではなく頭の中での計算なので、計算ドリルよりも集中してやれるようです。

ミニゲームも秀逸。

「数字暗記」は3つの数字を覚えて同じ数字を入力するというもの。全20問で前半は全て1桁なので簡単ですが、後半にかけて2桁も出てくるなど、暗記力が必要になってきます。

「規則探し」は規則的に並んでいる3つの数字に続く4つ目の数字を答えるというもの。こちらは割と簡単ですが、規則を探すという考え方を身につけることができそうです。

「合わせて100」は2つ数字が並んでいて、合わせて100になる3つ目の数字を答えるというもの。

息子は「合わせて100」が気に入ったようで、今までに何度も挑戦しています。はじめたときより計算がだいぶ早くなったように感じます。こちらは大人の脳トレとしても使えそう。

たし算モードレベル1
レベル2
レベル3
1桁+1桁
1桁+2桁
2桁+2桁
ひき算モードレベル1
レベル2
1桁-1桁
2桁-1桁
かけ算モード段を選ぶ順番
逆さま
バラバラ
わり算モードレベル1
レベル2
九九を使った計算
2桁を割る
ミニゲーム数字暗記
規則探し
合わせて100

【中学受験対策版】ピコトレのメリット・デメリット

写真の手は小4息子です。スマホよりも厚みがあって、持ちやすそう。

こんな計算をタイムアタックでやると、確実に計算力アップしそうですよね。(これはわり算のレベル2の問題のひとつ。56÷8など答えが1桁の単純な問題が多いですが、何問か写真のような答えが2桁のものがあります)

ここではピコトレの中学受験対策としてのメリット、デメリットをご紹介します。

中学受験対策としてのメリット

  • 毎日のルーティンに取り入れやすい
  • 基礎を繰り返しできる
  • 間違いにすぐに気づける
  • 計算スピードアップにつながる
  • ミニゲームは脳トレにもなる

ピコトレはゲーム感覚で隙間時間にもできるので、毎日のルーティンに取り入れることが可能です。鉛筆を持って計算するわけではないので、勉強の息抜き感覚でも使えそう。

計算力アップのためには基礎固めが大切。

たし算、引き算、割り算も2桁や繰り上がり繰り下がりが入ってくると間違えやすくなるので、そういった計算が感覚的にできるようになるまで何度も繰り返し計算することがトレーニングになるのではと思っています。

間違えると赤ランプで教えてくれるので、すぐに今のは間違えたと気づくことができます。最後にもう一度解き直すので、自分の間違えやすいポイントもわかりやすいというのも魅力です。

タイムアタック機能(5秒、10秒)がついているので、計算スピードをアップにもつながりそうです。

実際にテストでも、残り時間が短いと焦って間違えることがあります。そんなときこそ早く正確に計算できるために、日頃の訓練も必要だと感じています。

ミニゲームは、数字に対して違う角度からアプローチできるので脳トレにもよさそう。

特に「合わせて100」は3つ数字を足すので、頭の中での計算がしっかりできないと解けない問題。2桁の足し算や引き算を、瞬時に計算できる力がつきそうです。

中学受験対策としてのデメリット

  • 簡単な問題も多く、物足りない
  • だんだん飽きてしまう
  • 値段が高い

購入者の多くは小学校低学年や未就学児のために購入しているというのもあり、レベルによっては中学受験対策としては簡単すぎる問題で、物足りなさを感じるかもしれません。

1桁同士の足し算、引き算や、順番の掛け算は、やるまでもないでしょう。特に掛け算はバラバラモードも「段」を選んでからしかできないので、簡単すぎてしまいます。

逆に言えば簡単すぎるモード以外を選べば、中学受験対策としても十分使えるのではないかと思っています。(レベル2以上、ミニゲーム)

また、だんだん飽きてしまうということもあります。実際息子も最初は積極的に自分からやっていましたが、だんだんと声かけしないとやらなくなるように。それでも隙間時間に声を掛ければ、1回(20問)やったりするのでそれで良しとしています。

また値段が3,500円とそんなに安くはありません。計算に特化したアイテムとはいえ、電卓のような見た目とシンプルな内容、簡単な問題もあるとなると、受験対策としては高いと感じる人もいるかもしれません。

ドリルを購入してやった方が良いと思うかもしれませんが、ピコトレ1つあればすぐに計算に取り掛かれるので、この先計算を解く回数を考えれば、高くはないのかなと思っています。

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ピコトレの口コミ、評判

  • 「百マス計算や計算アプリだと継続しなかったけど飽きずにできた」
  • 「ゲーム感覚でやっている」
  • 「算数の苦手意識を克服できそう」
  • 「大人の脳トレにもよさそう」
  • 「色や音で正解不正解がわかるのがよい」
  • 「アプリは広告が入ることがあるけどピコトレはなし」
  • 「最初は自分からやっていたけど、だんだん飽きてやらなくなった」

ピコトレを使用しているお子さんは、小学校低学年や未就学児が多いですが、高学年でも計算問題の対策として使用しているという声もありました。

また算数が苦手で悩んでいる親御さんが購入し、ゲーム感覚で飽きずに取り組めているという声も多かったです。

スマホやタブレットアプリだと広告が出てきてしまうけど、ピコトレはそれがないから集中できるという声が多数でした。

デメリットでもある「だんだん飽きてしまう」というのは、わが家だけでなく口コミにもいくつかありました。キャラクターが出てきたり、画面が変わるわけではないのである程度はしょうがないのかなと。親からの声掛けをきっかけにやれば十分だと思っています。

ピコトレで計算トレーニング まとめ

中学受験をするうえで、算数の計算問題は必ず点数をとりたい項目だと実感しています。解き方はわかっているのに、計算でミスをしたということが何度もあったので、どうにかしたいなという思いからピコトレにたどり着きました。

息子は計算は嫌いではないので、ピコトレでは「早く間違えずに計算をすること」を目的としています。一人で「あー」とか「よっしゃ」とか言いながらやっているので、息子には合っているのだと思います。

計算するということが日常に近い感覚になってほしいと願って、これからも使い続けてほしいと思っています。